夫婦で認知症

ロッキード事件元判事を殺害=認知症の81歳妻を逮捕−警視庁
元東京高裁部総括判事で、ロッキード事件の裁判長を務めた弁護士半谷恭一さん=当時(78)=を殺害したとして、警視庁捜査1課は22日、殺人容疑で妻(81)を逮捕した。
同課によると、認知症の症状があり「主人を殺したりはしていない。糖尿病で死んだ」と否認している。
 
逮捕容疑は昨年2月5〜6日ごろ、東京都文京区本郷の自宅マンションで、半谷さんの首を圧迫して殺害した疑い。
 
同課によると、半谷さんの死因は司法解剖の結果、窒息死と判明。
自宅は夫婦2人暮らしで、近隣住民が同5日深夜に2人の言い争う声を聞いたほか、不審人物の出入りが確認されなかったことから、第三者の関与はなかったと判断した。
 
同6日午前に、妻が40代の長女に「朝起きたらお父さんが死んでいるようだ」と連絡し、長女が110番した。
長女らの話では、夫婦ともに認知症の症状があったという。(2012/02/22-17:18)
出典 時事ドットコム
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201202/2012022200648&rel=y&g=soc


ロッキード元判事殺害、不起訴=認知症の妻「責任能力なし」−東京地検
元東京高裁部総括判事で、ロッキード事件の裁判長を務めた弁護士半谷恭一さん=当時(78)=が殺害された事件で、東京地検は15日、殺人容疑で逮捕された妻(81)を心神喪失状態だったとして不起訴処分とし、釈放した。
 
地検によると、妻は認知症だった。
同様に認知症だった半谷さんと2人暮らしで、妻が半谷さんを看病をしていた。
警視庁の調べに「記憶がない」などと否認していたという。(2012/05/15-19:30)
出典 時事ドットコム
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2012051500966

<私的コメント>
認知症の心神喪失状態。
こういった場合、医師はどの程度関与するものでしょうか。
当院の患者さんでも、「実家の両親が認知症で二人住まい」というお話はよくお聞きします。
それにしても、認知症とはいえ年上の奥さんがご主人の首を絞めるという希有な事件です。
ご夫婦どちらの認知症の程度がひどかったかは、この記事でははっきりしません。
痛ましいニュースです。

貿易赤字「陰の主役」は薬

輸入超過、10年前の5倍 開発競争で後手に
医薬品の輸入が拡大している。
新薬開発で米欧の後手に回り、海外から高額な抗がん剤などを買う必要があるためだ。
輸入が輸出を上回った額(輸入超過額)は2011年には10年前の5倍の1兆3660億円で、日本の貿易赤字(2.5兆円)の隠れた主役になっている。
40兆円規模に膨らんだ日本の医療費を支える税金と保険料は、海外に流れ出ている。

●慢性骨髄性白血病治療薬のグリベック、乳がんのハーセプチン。
これらの分子標的薬のほとんどは海外メーカーの開発で、医薬が進歩すればするほど、輸入が膨らむ構図になっている。
●国内の有望な研究成果も海外流出している。
●研究開発資金を回収しにくい薬価制度や法人税率の高さなどが投資の妨げとなり、製薬会社の「日本離れ」を招いている。
●後発薬もインドなどの海外からの参入が加速する。

出典  日経新聞・朝刊  2012.5.14
版権  日経新聞社

アルツハイマー病予防にはまず運動

アルツハイマー病予防にはまず運動 京大グループ マウスで確認
アルツハイマー病による記憶障害の改善には、食事療法より運動療法が効果的であることを、京都大医学研究科の木下彩栄教授(神経内科学)、大学院生の前迫真人さんたちがマウスの実験で確かめた。
人でも運動療法がより効果的ではないかという。
米科学誌ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリーで7日までに発表した。

アルツハイマー病の発症や進行は、糖尿病や高脂血症などの生活習慣病との関連が指摘されており、グループは運動と食事制限の効果を、アルツハイマー病を発症しやすいように遺伝子操作したマウスで調べた。

マウスは高脂肪食を摂取して認知機能が悪化しても、回し車などで走る「運動療法」を取り入れると、記憶力は通常食を続けたマウスとほとんど変わらない程度まで改善された。
一方、高脂肪食から通常食に切り替える「食事療法」の改善効果は、「運動療法」の約半分にとどまった。

アルツハイマー病の原因となるタンパク質アミロイドの蓄積が、運動によって分解酵素が活性化して抑えられるのではないかという。

木下教授は「実際に効果が確かめられたことで、患者にも運動を勧めやすくなった」と話している。

出典 京都新聞 2012.5.8
版権 京都新聞社
http://www.kyoto-np.co.jp/education/article/20120507000092

体の不調、方言で訴えて

体の不調、方言で訴えて 医師向けに東北の擬態語集
「よごっぱらぁぴりかりずぅ(横腹がひりひりする)」「いぁどもっとすて(胃が重い)」

国立国語研究所(東京都立川市)は28日までに、東北地方の方言のうち、体調や気分などを表す擬音語や擬態語の意味を解説した用例集を作成した。
東日本大震災の被災地で活動する医師や介護ボランティアが、病状を説明する表現を理解するのに役立ててもらうのが狙い。

全国の方言を研究する竹田晃子非常勤研究員が、地元文献などを参考に青森、岩手、宮城、福島4県で使われている言葉を集め、意味や語形の変化、実際の使い方を紹介。
体の部位の名称や東北方言の特徴も記載した。

擬態語の方言を使う頻度は、地域や年齢によって差がある。
研究所によると、冒頭の2例は4県で話す例があり、悪寒を意味する「ざらから」や、刺すような痛みを表す「いかいか」は、岩手や宮城で使われるという。

東日本大震災の被災地に入った医療関係者から「病状を正しく理解できないケースもあった」と用例集づくりを要望された。
冊子は東北地方の主な医療機関や介護施設に配布。研究所のホームページでも見られる。

竹田研究員は「体の痛みや悩みを方言で自由に訴えられるよう、誤解が少しでも減る手助けになれば」と話している。

共同通信社 5月1日(火) 配信
http://www.m3.com/news/GENERAL/2012/05/01/152277/?portalId=mailmag&mmp=MD120501

新生児の体重、減少の一途 

新生児の体重、減少の一途 30年で250グラム軽く
生まれたばかりの赤ちゃんの体重が30年以上、減り続けている。
厚生労働省研究班の分析で、若い女性のスリム化や、少子化で初産の割合が増えたことが背景にあることがわかった。
生まれた時の体重が少ないと、将来、生活習慣病になりやすいという研究が相次いでおり、厚労省は赤ちゃんの体重と将来の健康影響について調査を始める。

厚労省の乳幼児身体発育調査の最新結果(2010年)によると、男児の出生時体重は平均2980グラムで10年前より61グラム少なく、女児は平均2910グラムで45グラム少なかった。
最も体重が多かった1980年より、男女とも250グラム減った。

国立保健医療科学院の加藤則子統括研究官によると、これだけ長期間、新生児の体重が減り続けている国は先進国でも珍しいという。


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出典  朝日新聞・朝刊 2012.4.29
版権  朝日新聞社

<私的コメント>
こういった傾向の背景には、若い女性のスリム志向が強まったことと、30年以上前から続く「小さく産んで大きく育てる」という妊婦教育も関係ありそうです。
その他の理由として、低体重児の死亡率が下がったことや、妊婦の喫煙率や初産(第1子は低体重で生まれることが多い)や多胎の割合の増加も指摘されています。
最近、出生時の体重が少ないと将来、糖尿病や高血圧といったリスクが高まるという疫学研究が欧米を中心に報告されています。
プロフィール

Author:渡辺内科
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